昨日の初仕事は3時間ほどで終了。
またしばらくお休みです。

職場では一緒に歌をやっているMちゃん（現リーダー）、Nさんと会ったので現役引退表明をしてきました。

「パートを変わってもいいから続けてください」

とか

「高い声も出るし音も取れるのにもったいない」

とか言っていただきましたが、力が衰えてきてることは自分がいちばんよくわかってるんです。

主旋律を歌うことが多くて気持ちよく声を出せるソプラノや、比較的メロディが単調で頑張らなくても声が出せるアルトへ変わってもいいからと言われて少しだけ心が揺れました。

私が歌っているメゾソプラノというパートは音域も広く音程も取りにくいことも多いです。
その中でパート内で声をそろえるのが難しくいつも他の人に合わせるのに必死です。

私にはもう無理だな・・・と思うことが多くなりました。

だからといって他のパートに変わることは逃げるのと一緒。
その代わりにまた誰かがパートを移動しなければならなくなるので、人に押し付けて自分が楽な方を選ぶなんてことはできません。

でもなんだかんだ言ってますがいちばんの理由は合唱にときめかなくなったこと。

「新しい楽譜をもらって開いても、歌いたい！って思わなくなったのよ」

そう話したら

「ときめかなくなったってことやね」

とムスメが言いました。

それだ！

と思いました。

手にした時にときめかないものは捨てるんだっていう片づけのなんとかって本もありましたね。

歌が好きで好きで好きな歌、好きな歌声、好きな歌い手をずっとさがしてきたけれど、5年前に見つけた二人組が知れば知るほど好きになって　他の歌にはときめかなくなってしまいました。

それまでは好きな歌を見つけてもまた別の歌、歌声、歌い手にときめくことはあったのに。

理由はなんとなくわかります。
やっぱり生の力だと思うのです。

生で見て聴いちゃいましたからね。



10年間一緒に歌ってきたメンバーには本当に申し訳ないけれど、もう私は歌ではみんなの力になれません。
でも一緒に音楽を作っていく楽しさを完全に捨ててしまうことはできないのでスタッフとしてまた音楽にかかわっていけたらいいなと思っています。