否定されけなされ責められるのは辛いです。

その人の何がいけないかわかっていたとしても、言いかえすことのできない相手に対して一方的に攻撃をするのはひどいといつも思っていました。

私はその子のいいところいっぱい知ってるのに。



それは仕事として関わっている子どもたちだったりうちのジロウくんだったり。

特にジロウくんはかわいそうでした。
将来のある子どもに対してお前はだめな奴だと決めつけて、お前のせいで周りのみんなもダメになると言われて本当に悔しかったです。

「そうや、この子がみんな悪いんや。この子だけが悪いんやね。」
「そうやってなんでもかんでもこの子だけを悪者にして。」

そう言い返して真冬の空の下に飛びだしたこともありました。

でも、ちゃんといたんです。
数は少なかったけどジロウくんの良さを認めてくれて

「すごいね」
「将来楽しみだね」
「私はジロウくん好きだよ」

そう言ってくれる人がいたことは本当にありがたいことだったと思います。



私はあまりにも否定され批判されるのに耐えられなくなって、もう悪者、憎まれ者でいいじゃないと思いました。
一人くらいそういうのがいた方が印象に残るし他の人の良さが引き立つから。

でも、そうじゃなかったのかもと思えるようになりました。

悪者が一人いた方がいい人が引き立つんじゃなくて、本来ならもっと攻撃されていたはずなのにがんばってくれた人がいたおかげでみんなの目がそちらに向いてそれほど大きくならないですんだのかもしれないと思ったんです。

どうしてよりによってあの日だったんだろうって思ってたけど、あの日だったから救われたのかもしれません。

４枚の葉にいつも同じように光が当たっているとは限りません。
時には誰かが陰になり誰かが日向になることがあるのかもしれません。

だけど雲ひとつない晴天なら必ずみんなに光があたって同じように輝くときが来るから。

雨のち晴れ　信じてみよう
きっと明日は　sunny day