ムスメが住んでいるのは東京23区。
停電もなく電車も動いていてとりあえず家から仕事に向かうことはできるみたいです。
でも音楽をやってるムスメの仕事場はその日によって違い、千葉に行くこともあれば横浜へも行きます。
お仕事自体が中止になる場合もあるみたいですが仕事があれば何とかしていかなければなりません。
なので仕事先の場所によっては自宅に帰らず先輩や友人のお宅に泊めていただいたりといろいろ考えながら生活しているようです。
でも近くのスーパーにも食料品が少なくなってきたと言っていました。
たまたま10日の木曜日に時間があったのか食料品を買い込んでいたムスメはしばらくは食べるものがあるみたいですがいつかは底をつくでしょう。
仲間の中には安全、安心なところへ避難する人も出てきたそうです。
(どこが安全かなんて今はもう言えないけど)
私も最初はムスメに帰っておいでと言いました。
ムスメは帰る気はないと言っていました。
サブちゃんの卒業式に合わせて帰省する予定だったのも今はどうするか迷っているそうです。
いろいろと不便な事があっても今東京を離れるのは不安だそうです。
もう二度と戻れなくなる気がするから?
理由は聞きませんでしたがわからなくもないです。
それにこちらまで無事に帰ってこられたらいいけど、もし途中で何かあったら?
そう思うと簡単に帰っておいでとは言えなくなりました。
不便という点ではこちらも似たようなものですし。
普段から日用品や食料品でさえ地元のお店では手に入りにくくて隣町、さらにはその隣の隣のそのまた隣町辺りまで買い出しにいかなければならないような山奥の貧しい村です。
もうきっと今はどこが安全なんてことは言えないし、いつなら大丈夫とも言えないでしょう。
就活のため今住んでいるお隣の県のアパートと自宅をしょっちゅう行き来しているタロウくんのことも心配です。
でもムスメにしてもタロウくんにしても今の日常を変えることは考えていないみたいです。
今まで通り今しなければならないことをするだけ。
だったら私もまさかの時のための備えだけはしっかりして、あとはただお互いの無事を祈るだけ。
そして誰かのためになることがあれば少しでも実行して、自分にできることをするだけですね。