今日は朝から練習し、みんなでお昼ごはんを食べてからお年寄りの施設に歌を歌いに行ってきました。

歌い始めてもなかなか皆さんの反応がなくて、なかなか伝わらないのかなと最初は思いました。

でも少しずつこちらを見てくださるようになったり、なんとなく口や体を動かしてくださっていたり、中には笑顔で聞いてくださる方、知っている歌を一緒に口ずさんでくださる方も出てきました。

あ、届いてる

そう思ったらもっともっと届くように、伝わるように、心をこめて歌いたいと思いました。

今日が近づいてきて思い浮かべたのは被災地の小学校で歌ってきた二人のこと。
そのときのものと思われるメッセージを見ました。

そこに書いてあったのは励ましの言葉ではなくて感謝の言葉でした。

「どうしてそんなふうに思えるんだろう」

ってちょっと不思議でした。

でも今日私も思いました。


聴いてくださってありがとうございます
笑顔を見せてくださってありがとうございます

私が歌いたいのはこういう歌なんだと思いました。
上手とかいうことよりも誰かが笑顔になってくれる歌が歌いたいです。
私も一緒に楽しみたいです。

今はとにかく上手に歌わなきゃ、上手くならなきゃということに必死です。
でももう限界だと正直思います。

限界なんて自分でそう思ってしまったらそこが限界なんだって言われるし、実際そうなんだと思うけど、もう私にはこれ以上頑張る余裕はないです。

自分がもう若い人たちと同じように声が出ないのは感じています。
だから必死にみんなに合わせようとするけれど、上手くいかないことの方が多くなりました。

最近少しずつ自分が本当にやりたいことがわかってきた気がします。

私も本番です。

といっても10分ほど助っ人で歌いにいくだけですが。

その次は12月3日、そのまた次が12月18日で今年の活動は終わり。

どこの会場でも同じ歌を歌うわけですが、こんなに短期間に多くの会場を回るのは初めてで、ほんのちょっぴりですがツアー中のアーチスト気分。

こんなふうに何カ所かで歌うことになってわかったこと。

確かに同じ歌を歌うにしても、会場が違えばまったく新鮮な気持ちで歌うことができるんだなってこと。

だから何公演あったとしてもそのひとつひとつを本当に大切にしてくれているんだなってことがちょっとわかった気がしました。

明日は青森。
初めての場所だし東北ということもあっていろんな思いがあるでしょう。

どうかみんな幸せな時間を過ごして笑顔になって次の日からも元気で頑張れるように素敵な魔法がいっぱい伝わりますように。

歌なんか歌えない。

歌っちゃいけない気がします。
（なんかひどいことになりそうで）

でも今日は初めてのピアノとの合わせとステージ練習で休めません。

だからここで愚痴ってから行ってきます。





追記

で、行ってきました。

今歌っているのが花にまつわる歌のメドレー。

♪どんなに苦しいときも　君は笑っているから

であの笑顔を思い出し、もうずっと前から知っていたのに、きっととてもつらかったのに、いろんな場面で笑顔を見せてくれたいたんだと思ったらもうダメ。

あかん、あかん
今は考えちゃダメ

そして「世界にひとつだけの花」でデビュー当時のDVDを思い出しまた泣きそうに・・・。

本人が笑顔でがんばってるのに私が泣いてどうすんのよ・・・・って思うけど、歌ってダメですね。

その歌詞から思い浮かべることがあったり、その歌そのものに思い出があったりしたら、歌うたびにそのことが蘇ってきてもうどうしようもないです。

泣き歌だらけです・・・・。

ちょっと前のことですがテレビを見ていたら見たことがある気がする風景が目に入りました。

ムスメが住んでるところに似てるなと思っていたらほんとにそうで、いつも利用している駅が映っていました。

チラッと見ただけでわかるくらい私はもう何度も東京へ行ってるんだ＝ライブとかに行ってるんだと思ったら嬉しくなりました。

その時の話題はその駅の周辺で話題になっている（でも私もムスメも一度もみたことないですけど）「天使の歌声を持つ」男性のことでした。

期待しながらその歌声を聞いてみましたが、天使の歌声は人それぞれだなと思いました。



私は歌が好きでずっと前から私にとってもいちばんの歌を探していました。

「天使の歌声」「最高に歌がうまい」「美声の持ち主」

そんな言葉があるとすぐに反応し、某所で動画を見られなかったころはＣＤを買って聴いてみたりしました。

でもここ4年ほど私にとってのいちばんは変わりません。

歌声も歌っている姿も歌に対する思いも今のところ彼以上の人は見つかりません。

大好きだからつい気になって歌唱力だとか他の人との比較だとかランキングなんかも見てしまいます。
中には首をかしげるようなランキングもありますが、人それぞれですからね。
それに誰だって自分の好きな人がいちばんでしょうから。

好みの問題で私にとってのいちばんはピンクの子なんですが、最近黄色の子が占める割合も高くなってきました。
特に最近聞いた新曲。
本当にあの二人は最高、最強だと思いました。

私にとっての自慢は音楽を専門に学んできて今は音楽のプロとして活躍しているムスメの知り合いの方が

「（七夕祭りの時の）赤い浴衣の女の子みたいな子上手いね」

と言ってくれたこと。（私が自慢することでもないですが・・・）

ムスメの評価もいいです。

クラシックの人たちなのでポップス的な見方とは違うでしょうけど、「歌う」ということに関してプロの方に褒めていただくのは嬉しいです。



そういえばムスメの同級生がリーダーのお友達と舞台で共演中です。
（昨日観に行ったのはその舞台？）

お友達のグループはどうなっているのか、どうなっていくのか

それとなく聞いてもらう・・・なんてことできっこないでしょうね・・・。

今のまま続けていくことができるのか・・・？

コンクールに出ることに意味はあるのか？

今後どんなふうに活動していきたいのか？


結成10年、最近・・・というわけではなく少しずつ積み重なってきた疑問、問題点

そんなことを一度ちゃんと話し合おうというミーティングが全員参加でありました。


そしてわかったことはやっぱりみんな歌い続けたいんだということ。
ただ毎年演奏会をやるのは大変だということと、今のような練習方法ではダメだということはほぼ全員が認めています。

結成後10年間がんばってくれたリーダーには感謝してもしきれないですが、ここでリーダーを交代してもらうことにし、新しいリーダー（仮？）のもと次のステージが次々と決まりました。

11月3日・11月20日・12月3日・12月17日

地元のイベントや施設への慰問、クリスマスコンサートでの短い時間ですがやっぱり聴いてくださる方がいる前で歌えるのは嬉しいです。

全部ツアーとかぶっちゃってますね。
もともと行けるはずのないところばかりなので諦められますけど。

土曜日もずっと練習が入っているので私が歌っている時間どこかのステージで同じように歌っているんだと思うとなんだか嬉しいです。

やっぱり歌うことが好きで好きでしょうがないんですよね。
昨日の中学校の授業参観でも（音楽だったんです）もう歌いたくて歌いたくてじっとしてられなくて、ずっと体でリズムを取りながら口パクで歌っていたのでサブちゃんから何度もジェスチャーで

「口閉じて」
「歌うんじゃない」

と睨まれました。

聴いてくださる方がいるってことはそれだけ気合も入ります。

何かが伝わるように、いい歌が届けられるように練習もがんばりたいです。