今年も地元の文化祭に向けて歌の練習を始めました。

もう歌わないはずだったんですけど、コンクール向けとかじゃなければなんとかできそうかなということで、ときどき歌ってます。



今回歌う曲の中の１つがこの前のシアターでもやってた歌。

きみとすきなひとが１００年続きますように



この曲を初めて歌った何年か前、なんとなくこの歌の背景が気になって検索したら、「９．１１」がきっかけになって生まれた曲だとわかりました。

そしたら歌えなくなっちゃったんです。
歌詞をかみしめ、その意味を考えれば考えるほど泣けちゃって歌えなくて。

中でもいちばん歌ってて胸が苦しくなるのは

ぼくのがまんがいつか実をむすび
はてない波がちゃんと　止まりますように

がまんしていることが何なのかはいろんな解釈がありますが、私がイメージしたのは

報復

テロということからやられたらやり返すこと
自分の正義を貫き通すこと

そしてもうひとつ

自分の幸せを優先すること

このふたつをがまんすることでした。

自分が正しいと信じることを手段を選ばず、そしてそれによって生まれる犠牲を考えず、強引に推し進めることで広い意味での平和は手に入るのかもしれません。
やっぱり自分が正しかった、正義が勝つのだと人々に思い知らせることができるのかもしれません。

だけど、やり返したい気持ちを、攻撃したい気持ちを我慢することで、罪もない人が犠牲になることは減らせるんじゃないだろうか・・・そういうことなのかなって思いました。
それはすぐには実を結ぶことはないけれど、いつか・・・いつかそのがまんが実を結んで争いの波が止まればいいのに。

そしてもうひとつ。

自分の幸せを望むこと。
自分と自分が好きな人、大切な人が幸せであることを願うこと。

それは当たり前のことだけど、自分とその人の幸せじゃなくて好きな人と好きな人が好きな人、大切な人の幸せを願うことができたら、みんながやさしくなって平和になるんじゃないか・・・そういうことかな。

きれいごとって言われるかもしれませんが、私は本当に世界中が平和になって、みんなが幸せになれたらいいのにって思います。




突然ですが、キングオブポップスさんの話題をテレビで見ました。
ステージの映像や衣装の展示会の様子なんかが流れましたが、それを見て頭に浮かんだのは去年までのリーダーでした。

彼ならあの衣装が似合うし、あのステージで輝くことができる・・・

そう思いました。

一人でも輝ける人、ステージの上で一人ライトを浴びているのが似合う人。

だから今があるのだと思いました。

去年のあの日まで４人が抱えてきた想いとかあの日の後に待っていた厳しい道のり、それに関わるあの人の言動を考えると言いたいことがあるのもわかります。

うちの旦那さんなんて今でもあの人が出てくるとボロクソに言います。
あなたに何がわかるのよって思いますけど・・・。

今の４人が大好きだから、大切だから、傷つけた人を許せない

今でもはっきりとそう言われる方がいらっしゃるのも知っています。

でも・・・。

誰でもが見ることのでいる場所でそれを呟くということは４人がそれを見ることだってあるかもしれないってことで、それを見た４人はどんな気持ちになるんだろうって思うんです。

少なくても彼らは敵だとは思っていないって言いました。
大切な仲間だって言いました。

その大切な仲間に憎しみをぶつけることを４人は喜ばないと思うんです。

よく言ってくれた
俺達の気持ちをわかってくれてありがとう
俺達の味方でいてくれてありがとう

そんなふうには思わないんじゃないと私は思います。
逆に傷つくと思うんですよね。

好きな人には幸せになってほしいです。

好きな人にとって大切な人にも幸せになってほしいです。



きみと好きな人が１００年続きますように。