6時スタートであの日のこと思い出しながらDVDを観ました。
DVDでほぼ3時間、ってことは実際にはもっとあったんですね。
でもあっという間でした。
あの日幸いにも私はあの場所に行くことができたけれどとても遠い席で、双眼鏡も持っていなかったから肉眼ではほとんど見ていないんです。
だから実際に生で見たっていう実感があまりなくてDVDで見た印象の方が強く残っています。
唯一シゲが空中で5回転したのだけはちょうど正面だったのでよく覚えています。
シゲが嬉しい気持ちを体中で表してるんだな
ぐるんぐるん回っちゃうくらい嬉しいんだな
って、シゲがどれだけこの日を迎えられたことを喜んでいるのかがストレートに伝わってきました。
ツアー初日がDVDになるのは異例なことだったけど
「初日にしか出せない空気があるから」
って、てごちゃんがスタッフさんにお願いして撮ってもらったんでしたよね。
メンバーも全員絶対初日って言ってくれて。
二度とできない表情をしてたっててごちゃん言ってたけど、オープニングの時の4人それぞれの表情が忘れられないです。
シゲとけいちゃんは本当にうれしそうで、まっすーは鋭い目をしていててごちゃんは表情が硬いです。
あのいつも強気でファンと会えるLIVEが何より好きなてごちゃんがいちばん緊張した顔をしているような気がしました。
もちろんいい意味での緊張です。
あの表情はあの日には見ることができませんでした。
だからこうやってDVDとして残っているのは本当にうれしいことです。
「見られなかった人たちにもそのときの世界観を壊さず届けられる」
「来れた人、来られなかった人にも"あの瞬間”っていうのを見てほしい」
てごちゃんは当時雑誌でそう言っていました。
あの瞬間はファンの誰もが待ち望んだ瞬間で、みんなが見たかった、その場に行きたかったはずです。
ただのツアー初日じゃなくって4人になって初めてのツアー初日。
もしかしたらもう2度と迎えることがなかったかもしれない瞬間。
その瞬間を誰もが見られるようにと考えてくれたてごちゃんはいつもすべてのファンのことを考えてくれているんだなってうれしくなりました。
そのてごちゃんはやっぱりずっと表情が硬くて、今思えばあのときからみんなを引っ張っていくという決意やシールドになるという覚悟をしていたんでしょうね。
てごちゃんが10000字のインタビューでNEWSが4人になってからの印象に残っているできごとはという質問にあの日のステージのことをあげていて、
「生きるか死ぬかの闘いに挑む気持ち」
「あのライブで味わったような緊張感や感動は、たぶん二度と超えられない」
「あの日、ファンのみんなと僕らで作りだしたあの空気は、きっとこれからも超えられない」
って言っていました。
まさにそんな表情でした。
印象に残っているできごととしては「チャンカパーナリリース周辺のこと」というのもあって、「事務所のスタッフ、レコード会社のスタッフ、ツアースタッフとメンバーが一丸となって闘った日々だった」ことや「みんながNEWSのために働いてくれた」「知っている部分でもそうだし、たぶん知らない部分でも多くの人ががんばってくれた」「いろんな人がいろんな武器を持たせてくれて送り出してくれた」って言ってるんですね。
当時私も自分のブログにあのライブを成功させてくれたスタッフさんに感動し感謝したことを書いていました。
あの日はとにかく何を聴いても涙涙だった気がします。
正直まだ4人になったことを完全には受け入れられてなくて、6人で歌っていた歌は4人の声でも6人の声が重なって聴こえちゃって、どうしてずっと6人で歌い続けることができなかったんだろうって悲しい気持ちもありました。
だけどもう聴けないかもしれないと思っていた歌を聴けたっていう嬉しさもあって複雑でした。
NEWSが残ったという嬉しさはありましたが、正直6人のNEWSが大好きだったかと言われればよくわからないし、だからといって4人になってよかったかと言われてもyesとも言えなかったと思います。
私は所謂テゴ担で、てごちゃんが歌ってさえいればグループでもユニットでもソロでもよかったのかもしれません。
でも今はNEWSのてごちゃんがいちばん好きです。
NEWSで歌っているてごちゃんが好きです。
テゴマスとして活動していないからっていうのもあるかもしれませんが。
あの秩父宮のてごちゃんは今はもういません。
生きるか死ぬかの闘いに挑むために戦場に向かうようなそんな場面はもうないから。
今は4人のNEWSであることに自信も持っているでしょうし本気でてっぺん取れると思っているでしょうからあんな緊張した表情を見せることはないです。
でもあの表情は美しかったです。
今あらためてあの日の彼を見るとその美しさに惚れ直しますね。
美しい恋。
今じゃ大きな愛。
美しい恋は終わることなくずっとずっと続いています。