ごくたまにひっそりとつぶやくだけのこのブログ、誰もいらっしゃらない日が多いのですがそれでもたまにどこからか迷い込んでくる方もいらっしゃるようなので今さらですが私がNEWSにはまったきっかけを書いておこうと思います。
今までにも何度か書いてはいますが今回はもうちょと詳しく。
きっかけは「しゃばけ」
私がNEWSに関心を持ったのは2007年11月、きっかけはドラマ「しゃばけ」でした。
原作が大好きでドラマ化されると知って嬉しかったのですが主演がジャニーズの子と知り初めは不満でした。
アンチジャニーズというほどではなかったかもしれませんが偏見は持ってたんだと思います。
だけどドラマが放送される前に出たしゃばけのガイドブックみたいな本で見た主演の男の子はとても感じが良くて期待できそうな気がしたんです。
そしてオンエア。
私が大好きだった主人公を好演してくれたこの子はどういう子なんだろう?
そう思って検索しまくりました。
歌が好き、歌が上手い人が好き
いちばん気になったのは「歌が上手い」ということ。
私は小さいころから音楽が好きで、中でも特に歌が大好きでした。
ある本を読んだことがきっかけで私にとっていちばんの歌い手を見つけたいと思うようになり、上手いと言われている人の歌を片っ端から聴いていました。
でもなかなか「この人だ!」って思える人には巡り会えなかったんです。
今思えば初めて見た歌う手越祐也くんはそれほどでもなかったかなという気がします。
娘が音楽をやっていましたし私も合唱をやっていたので上手な人の歌を聴く機会はたくさんあり、声楽のコンクールで優勝して海外留学が決まった人の歌なんかも聴いていました。
だから特別うまいとかは思わなかったのですが気になったのはその表情と歌い方でした。
この子はなんて幸せそうに歌うんだろう
歌が大好きなんだという思いがまっすぐに伝わってきました。
そしてその声の出し方。
特にフレーズの最後の息の伸ばし方に驚きました。
ジャニーズの子がこんな歌い方するんだって。
私たちがよく言われる「お腹で支えて息を出す」っていうのをやっているのがかわりました。
口先だけじゃない、ちゃんとお腹から声を出しているのがわかったんです。
ちょっとした衝撃でした。
ジャニーズといえば申し訳ないですが「音楽に合わせて踊る」だけで歌はちゃんと歌ってないと思っていましたから。
ひとつ意外だったのは歌が上手いと言われるからにはグループのメインヴォーカルだと思っていたのにそうじゃなかったこと。
でもそれがより惹かれる理由になったのだと思います。
歌うことが楽しい
私は合唱をやっていたと言いましたがNEWSに興味を持ち始めた頃ちょうど悩んでいた時期でした。
もともとはソプラノパートを歌っていました。
高い声を思いきりだすのが好きでした。
ところが10人前後で細々とやっている合唱団では何人かが事情で参加できないとすぐパートが偏ってしまうのです。
そこでいつも私があちこちパートを移動し、メゾソプラノへ、またアルトへと変わることになりました。
そうなると出したい声が出せないのです。
指導の先生の選曲にも不満がありましたがし指導法にも疑問を持っていました。
それでも自分なりに頑張っていたつもりだったのですがアルトで参加したコンクールの結果は散々で、私はもう何のために歌っているのかわからなくなってしまいました。
もうやめよう、そう決心した翌日のことでした。
ずっと一緒に歌ってきた仲間の一人が天国へ旅立ちました。
闘病中もまたみんなと歌いたいと言い続けてきた彼女はもう二度と歌うことができないのに、私は自分の好きな歌が歌えない、好きな声が出せないという理由だけで歌をやめようとしている・・・。
それが申し訳なくてもうどうしていいのかわからなくなってしまいました。
そんな時にてごちゃんの歌う姿を見たのです。
そうだ、私も歌うことが大好きで歌えるだけで幸せだったんだ
そう気がつきました。
てごちゃんは私が忘れていた「歌えることが楽しい」という気持ちを思い出させてくれました。
主旋律じゃない
手越祐也くんに興味を持ち、当然NEWSの曲も聴くようになったわけですが、たしかにてごちゃんはメインではないです。
でも検索していて「手越はハモ職人」という言葉をみつけました。
当時ちょうどweeeekが出た時で初めて買った雑誌「月刊ソングス」の中でもてごちゃん本人が「こんなに主旋律を歌わない曲は初めて」って言っていて、本当にこの子はハモリで頑張ってる子なんだと思いました。
まさかアイドルの歌がハモリがあるなんて知らなかったので意外でしたし、しかもちゃんとハモることでその曲をよくしようとしていることが衝撃でした。
そしていろんな歌を聴くうちにNEWSのメンバーひとりひとりがとても個性的な声をしていることに気がつきました。
いろんな声があるからこそ歌が薄っぺらいものじゃなくちゃんと生きている音楽になるんだと感じ、今まで好きじゃなかった自分の声も悪くないじゃんと思えるようになりました。
声だけじゃなくバックの音にも目が(耳が)いくようになり、低い音だってどれもがその曲にとってなくてはならない大切な音なんだとわかりました。
そして再び私は歌いたいと強く思えるようになったのです。
どんなパートだってどんな音だってその歌をよりよくするために私は精一杯歌いたいと心から思いました。
長くなりそうなので分けますね。
後編へ続きます。