出かける3時間前に携帯のアラームをセット。
でも鳴った記憶も止めた記憶もなし。
寝過したと思ってあわてて飛び起きましたがまだ2時間以上あってホッ。
お弁当を作る時間はなさそうなのであきらめましたが、洗濯したりをハーブティー作ってさましたり荷物のチェックをしたりいろいろすることがあります。
いつもはすっぴんノーメイクの私でもステージの上でひとり真っ黒は嫌なので少しだけ顔に塗ってみたりもします。
髪型もどうしようかいつも迷います。
今は肩よりちょっと長いクセありストレート。
今日はTシャツにジーンズといったカジュアルな衣装なので何でもいいんですが、どうすれば少しでも若く見えるかとか顔が細く見えるかと考えちゃいます。
でも、そういうことも含めてステージに立つことが好きです。
歌うことも演じることも。
夏のコンクールの前日にはもうひとつ私が入っているサークルの朗読会があります。
歌の本番前日ということで私は裏方のみのつもりでしたが、2,3日前に
「もうひとつ作品を増やしたいからともちゃん読んでくれない?」
と言われてOKしちゃいました。
ちょうどその日に小学生のお母さんに誘っていただいて小学校で劇団のお芝居を見てきたばかりだったんです。
そしたら私も何かやりたくなっちゃって・・・。
演奏会で歌う歌もまだ覚えきれていないのにいいのかって思うけど、こうやってやりたい事がいっぱいあって、そのときそのときにそのことに夢中になっていたら悩んだり落ち込んだりしてる暇もないからいいかなって思います。
もちろんこうやって私が好きなことをやっていられるのは家族の理解と協力があってこそ。
そしてみんな元気でいてくれることもね。
父に付き添って病院に泊まっていた間練習に参加できなかったのがものすごくイタイけど、今こうしてまた歌えるだけで幸せです。
あまり一般的ではないので誰にでもオススメっていうわけには行きませんが、音楽家さん達のお話として共感できる部分があり好きでした。
音楽家同士のカップルのお話ですが、2人は同姓で所謂びーえるってことなので嫌悪感を感じられる方もいらっしゃると思います。
でも私は性別に関係なく人と人とのお話として、そしてそこに音楽が絡んでいるから好きだったんです。
(こんなこと書いてるからといって2人をそういう目で見てるとか全くないです。念のため)
そのシリーズの最初、2人が出会うシーンが印象的でした。
暗闇の中で聴こえてくるバイオリンの音色に
「僕のバイオリンを見つけた」
って、相手が誰だかわからないけど感じるんです。
そのシーンに憧れました。
「私もいつか私の音を見つけたい。」
「私の一番好きな音に巡り合いたい。」
って。
それからずっといろんな音を聴きました。
バイオリンやピアノが中心でしたが歌もたくさん聴きました。
CDもたくさん聴いたし、オペラやソロの演奏会も生で聴きました。
でもバイオリンやピアノの音は聞き分けられるほどの耳は持っていませんでした。
歌に関しては「いいな」と思う声には何度か出会いました。
だけどまたどこかでその声に出会った時に「この声だ」ってわかる自信はありませんでした。
プロの方ならCDや動画サイトでいろんな歌を聴くことができるけれど、どの歌を聴いてもいいと思える人にもなかなか出会えませんでした。
そんな中で巡り会ってから3年以上たっても、どれだけ聴いても飽きることがないし、どんな歌を聴いてもいいと思えるのはやっぱり本物なんだってことですよね。
今でもときどき「この歌いいな」って思う人はいます。
たとえば似てると言われていた韓国の俳優さん(歌手が本業?)
ちょっと前まで軍隊に入っていた方です。
あの人の声も好きです。
甘くて優しくてどこか哀しくて切ない声。
このタイプの声が好きなので、声としては大好きなんだけど歌はそうでもないです。
韓国語がわからないからというわけじゃなくて曲がね。
もうひとりぽっぷおぺらでしたっけ?
クラシック曲に歌詞をつけたり曲そのものをアレンジしたりして歌っている方。
あの人の歌うときの表情とか歌への思いとかが好きです。
第九をアレンジした歌なんてどこかてごますに通じるものがある気がして聴いていても歌っていても(だいたい黙って聴いていることができなくてすぐ一緒に歌ってしまうんですが)泣きそうになります。
でもやっぱりどの歌もいいかっていうとそうでもないんですよね。
イギリスの男性歌手で好きな人もいましたがまだ聴き分けられるところまでいっていません。
女性だとさら・ぶらいとまんとせいこちゃんは何を歌っていても好きなんですが男性だとやっぱりあのふたり以外にはいないみたいです。
そう、ふたりなんですよね。
だれがいちばん好きかっていうといちたろうでみらいでゆきちゃんできりさんな彼なんですが歌となるとふたりがそろっていたほうが好きんなんだとあいのDVDを見ていて再認識。
それともうひとつ。
動画を見ていたらべんちを本家とカバー同時に聴けるのがあったんです。
一番を本家。
二番をカバー。
そのあと合体。
そうやって聴き比べてどちらが上手いとかじゃなくて、私はこのふたりの歌が好きなんだってことがはっきりわかりました。
もっともっと聴きたいです。
ふたりの歌が。
でも今はそれよりもファンのみんなが望んでいることがありますよね。
ふたりのファンがふたりのことを気持よく応援できるようにまずはグループで何かしているところがみたいです。
LIVEのDVDが出たときにあまりにも早く出たからまたしばらくグループの仕事はなくてこれで我慢しとけってことじゃないかって言ってる人がいたけど、ほんとにそうだったんじゃないかって疑いたくもなります。
イベントに行くことができない地方のファンにも楽しみをください。
もうひとつあらためて好きだなって思ったこと。
にゅうすやてごますの曲の中でも特に私が好きな曲を作ってくださっているメロ書きさん。
DVDを買って帰りますってつぶやかれていて、どうしてこの方はもらえないのかなって思っていました。
あいのCDが発売された時も確かご自分で買っていらして、もうおひとりたくさん作詞をされている方はいつも「もらった」って書かれているのになんでって疑問だったんです。
あちらの方だけ特別なのかなって。
そしたら今日のつぶやきでわかりました。
「サンプルはもらえます」
でも
「自分の曲は必ず買いに行きます」
その言葉がうれしかったんです。
ご自分でお店に行かれて買っていらっしゃるっていうのが。
そして
「音符ひとつひとつに心がこもっていて作り手としてこれ以上嬉しいことはない」
そんなふうに言っていただけるのが彼らの歌の、そして彼ら自身のファンとしてこれ以上嬉しいことはないです。
“音符ひとつひとつ”
この表現が嬉しいです。
どれだけ心がこもっているか感じることができたんだって伝わってきますよね。
バンドの皆さんも好きですが、このメロ書きさんと出会えたこともファンとして幸せだなあとあらためて感じることができたつぶやきでした。
昨日はホールでの練習。
まずは舞台づくり。
それから今回の演奏会で共演させていただくハンドベルの方たちとの合わせ。
やっぱりステージで歌うのは最高です。
聞いてくださる方がいて、その方に届くように歌う・・。
(昨日は練習なので客席には誰もいませんが)
自分一人でも歌は歌えるけど、相手がいるからこそ歌う意味があるのだと思いました。
だからもっともっと歌いたい。
今すぐにでもたくさんの人の前で歌いたい。
できる限りたくさんの場所を回って歌いたい。
そんなふうに思っている人たちもいるでしょうし、それを待っている人もいるでしょう。
でもまだそれどころじゃない人たちもいる。
みんなに聞いてほしいから、みんながほんとうに聞けるようになるまでもう少し待っていよう。
本当に伝えたい人たちが聞けないんじゃ意味ないから。
一方で直接聞いてもらえなくても自分たちが歌うことで何かできることがあるのならどんどん歌い機会を作っていくという考え方もあると思います。
チャリティもそうでしょうし、想いを込めて歌うことも励ますことになるでしょう。
そんなことも考えたうえで私は今待っていてくれるのがありがたかったです。
もしかしたら今年のツアーも決まっていたのかもしれないと思います。
でも今の状態では私にはどこへも行くことができなかったから。
もうしばらく歌うこともできないかなと思っていましたが、2カ月で復帰できました。
もしかしたらもっとかかるかもしれません。
でも必ずまた前と同じように歌える日が来るからそれまでみんなで待っていてもいいんじゃないかなって思います。
今本当に彼らの歌を聞いて元気になってほしい人にこそ聞いてもらえる、そんなLIVEを待っています。
そのかわりCD出すとかテレビにじゃんじゃん出るとかCMに出るとかCMソング歌うとか冠番組やるとか、いくらでも他の方法があるのにね。
(テレビが見られなきゃ意味ないけど)
さて、私は今日は一日練習。
そろそろまた歌いたいと言ったとき、私の家族も実家の母や兄もだれも文句を言いませんでした。
快く送り出してくれました。
それが何よりもありがたかったです。
明日から土日のお泊りをしなくてよくなりそうです。
そのかわり大部屋に移ったら夜中に暴れないよう父が納得して病院にいられるように説得をするという指令が出ていますが。
今回は私のパートが主旋律を歌うことが多いのに3人しかいなくて、みんなが私を待っていてくれるのはわかっていましたが、私だけが付き添いを逃れるわけにはいかないし、1週間仕事をしたうえでの週末泊まりは大変だし、とても歌うだけの気力はありませんでした。
でもLIVEのDVDとあいのDVDを観て、私も歌いたくてたまらなくなっていました。
またみんなと一緒にステージを作りたくてウズウズしていました。
だってあんなに楽しそうに、幸せそうに歌う人たちを見ていたら、自分も歌いたくてたまらなくなるでしょ?
というわけでまたまたDVDはお預けでとりあえず明日練習する曲を自主練。
なんかいつもCDやDVDが出る時期に本番を控えちゃってるよね。
でも一言だけ感想。
歌っている姿のもちろん大好きだけど、あのあいさつがたまりません。
この人を好きになってよかったと心から思います。
私が入った名古屋や長野のあいさつは入っていないけどそれも含めて、そして続あいのラストのあいさつも、とにかく本人の想いを直接聞くことができて本当によかったです。