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まだ前回の記憶が消えてしまわないうちに2回目を観てきました。
(最近昔のことは思い出せてもちょっと前のことはすぐ忘れるので)

観る前に決めていたことは

・音楽の確認(どの場面でどの曲が使われていてか)
・台詞のチェック(印象的な台詞)
・役者さんの演技(やっぱり下手なのかなぁ)

などを重点的に観てくること。

でもぜんぜんだめでした。
知りたかった音楽だけは覚えてきましたけど。

台詞は英語のところだと字幕が出るのですが、役者さんに見とれていて読むのを忘れ、早々とリタイア。
耳だけで聴きとるなんてできないし。

演技はあまり上手くない部分も確かにあると思うけれど、あれがミライという男の子なのだと思いました。
表情はほんとにいいです。
特に本人もこだわった眼鏡を外すシーン。

誠実で思慮深くてやさしくて知的なミライですが、隠していることや抑えようとしている気持ちなど心の揺れが思わず溢れそうになってしまい、それがきっと無意識に眼鏡を外すという行為に出てしまうのだと思います。
とても心が強いミライが実は繊細な部分も持っているという、そんなミライという男の子の人柄を目の表情でよくあらわしていたと私は感じました。

あとはキツイことを言った後にすぐに相手を気づかう言葉をかけたり、言いたいことを抑えてじっと見つめていたり、ついに抑えきれなくなって気持ちを爆発させたりする時の目と声がよかったです。
「切ない」という言葉がぴったりでした。

それと普段あんなにかわいいと思うあの顔を、かわいいと思う瞬間はほとんどありませんでした。

かわいいと思ったのはナオミが学校に復帰し、一緒に帰るとき。
ナオミが学校に戻ってきたことが嬉しくて、まだナオミとユウジの関係も始まってなくて(出会ってはいましたが)それほど心配することもなかったからか表情が明るいです。

そして最後の二人並んで階段を下りるシーン。
ほんとにかわいくて初々しい高校生カップルに見えます。

それ以外は切ない顔をしていることが多かったような気がします。
いつものキラキラした笑顔も、大口を開けて笑い転げる姿も想像できなくて、笑顔といえば静かに微笑んでいる感じ。
やさしくてあたたかくて切ない笑顔。

時に嫌味を言ったりしてイヤなヤツなのに、そう思えないミライ。

「もっとも難しい役どころで、その純粋さゆえにお客さんが彼を愛せるようにならなければいけないキャラクター」

と監督が表現したミライという人物がしっかり伝わってきた(よい評価のレビューではミライの評価もよかったです)ということは彼は決して役者として下手ではないのかなと安心しました。
自分が好きだとどうしてもひいき目に見ちゃいますから。

あと伝わってきたことというか感じたことは

・忘れられるからまた歩いていける
・過去があるから現在があり、未来がある

ってことかな。

ムービーガイドの中で「実際に記憶を失くしたらどうする?」という質問に対して日本の3人は「過去や記憶があるから今がある」というようなことを答えているのに対して、エース役の彼は同じことも言った上でさらにそんな考えも忘れてぜんぜん別のところで過ごそうなんて言っているかもしれないと答えていたのが印象的でした。

ミライ自身が伝えたかったことは、舞台挨拶の記事か何かで読んだのですが、

「観る人の年代によってもいろいろ感じ方があると思いますがミライがいいヤツだということが伝わればいいと思っています。」

みたいなことを言っていました。

ちゃんと伝わってますね。

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どんなときでも「なんとかなるさ」と落ちこまない。
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クラシック大好きだった私が探し求めてやっと見つけた世界でいちばん好きな声の持ち主はオペラ歌手ではなくてアイドル!?