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「失くした記憶の物語」を今日も読んでいます。
ウィルが出てくるところに付箋を貼っているのですが、もう付箋だらけ。
それだけよく出てくる重要キャラでまさにキーパーソンだと思います。

だけど主演はナオミとジェームズ(ユウジ)
ウィル(ミライ)が出てくるシーンはカット、カット、になっちゃうのかな?

そのウィルの仕草と言うか動作・・・クセって言ってもいいのかもしれませんが、気になるシーンが何回か出てきます。
映画で出てくるかわかりませんが、ネタバレになっちゃうので・・・。
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▼つづきはこちら

最近また疾走を読みました。
最初に読もうと思ったのはまったくの偶然。
そのころはNEWSにもTGくんにもまったく関心はありませんでした。
重松清さんの本が気になって調べていて見つけたのですが、とても評価が高かったので一度読んでみたいと思っていたのです。
でも、書評から感じられるその内容の暗さ、過激さと、表紙の恐ろしさゆえになかなか手が出せないでいました。
その後TGくんに関心を持つようになったことで挑戦してみる気になり、先にDVDを観ました。
その内容は衝撃的でしたがよくわからない部分もあり、あの長い原作に挑戦しました。

それは本当に過激で、こんなことが実際にあるんだろうかって疑問に思う反面、ニュース等で報道される悲惨な事件の背景を見ると、ありえない話ではないのかもしれないと思います。
いえ、大きな事件にこそならないものの、シュウジのような少年はたくさんいるのではないでしょうか。

最近読んだのは車の中で、ちょうどそのとき聴いていたのが

「君は愛されるため生まれた」

という曲。

歌詞を一部紹介させていただきます。

♪君は愛されるため生まれた 君の生涯は愛で満ちている

♪君は愛されるため生まれた 今もその愛受けている

ちょうどシュウジが居酒屋のトイレで殴られながら

「お母さん・・・・お母さん・・・・お母さん・・・・お母さん・・・・」

と呼び続けている場面でその曲が聴こえてきたので、文字がぼやけて続きが読めなくなりました。
シュウジだって愛されるために生まれてきたはず。
まだまだ母親の愛に満たされ、これからもたくさんの愛を受けて生きていくはずなのに。

シュウジが書いた

「誰か一緒に生きてください」

という文字が目に焼きついています。

親の欲望とか見栄とか不満とか自己満足とかそんないろんなものは抜きにして、純粋に子どもの幸せを願い愛することができたら、恐ろしい事件はなくなりはしないでしょうか?

優秀だった子どもは実は親にやらされていただけで、自分が挫折した時に出てくるものは親への感謝ではなく不満と恨み。
それを親に向けるのではなく、まったく関係のない多くの人に向けられ恐ろしい事件が起こる・・・。

もし、その人が本当に愛されていたら、そんな事件は起こらなかった?
その人に影響を与えた人がちゃんと愛されていた人だったら、その人にそんな影響を与えることはなかった?

わかりません・・・。

だけど、私は子どもが自分は愛されていないと感じるほど悲しいことはないと思います。
私自身が子どもの頃から、子どもが事件に巻き込まれ命を落とすニュースを見るたびに

「この子は自分は愛されていると感じることはあったんだろうか。」

と思いました。
自分が愛されていると感じられないままにその生涯を終えてしまうなんて悲しすぎます。
だから私は大人になったらできるだけたくさんの子どもに

「あなたのことを愛しているよ」

と伝ええられる仕事に就きたいと思っていました。

シュウジの短い生涯を思うと本当にかわいそうでたまらないのですが、最後の瞬間「微笑んでた」のが救いです。
そしてのこされた「望」
少なくてもシュウジに関わってきた何人かの人の愛に満たされるであろう「望」

やっぱり大切なのは家族の愛情。
またはそれに代わる人たちの愛情。

それを強く感じるお話です。
中学生くらいの子どもに関わる大人たちに読んでほしいお話だと思います。



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HN:
かのん
性別:
女性
自己紹介:
どんなときでも「なんとかなるさ」と落ちこまない。
「まっ、いいか」が口ぐせで
元気のもとは本と音楽。

歌が大好き。
クラシック大好きだった私が探し求めてやっと見つけた世界でいちばん好きな声の持ち主はオペラ歌手ではなくてアイドル!?