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「まっ、いいか」が口ぐせで
元気のもとは本と音楽。
歌が大好き。
クラシック大好きだった私が探し求めてやっと見つけた世界でいちばん好きな声の持ち主はオペラ歌手ではなくてアイドル!?
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私はなんでも人に譲るほうです。
数が足りなければ自分は遠慮し、順番は「お先にどうぞ」と先に行ってもらいます。
道路を渡るときもそうです。
自分が歩行者で優先だったとしても車に先に行ってもらいます。
それでも一度だけ譲らなかったことがあります。
信号が青になり横断歩道を渡ろうとした時、反対側から右折しようとしている車が来ました。
かなり高齢のおじいちゃんが運転されていました。
交差点に入りスピードを落とされたので止まってくれるんだと思い横断歩道を渡り始めました。
ところがその車は止まらずそのまま交差点を右折し私の自転車と衝突。
私は子どもを1人おんぶし、1人を自転車の後ろに乗せて押しながら渡っていたのですが、自転車と一緒に3人とも道路に倒れました。
幸い私たちに怪我はなく、運転していたおじいちゃんは一旦とまりかけたもののそのまま行ってしまいました。
私は譲る必要はなかったのかもしれません。
でも相手がご高齢なことを考えるとやっぱり譲るべきだったかなと思いました。
私は車の運転ができないのですが、もし運転していたとしたら永久に右折ができないかも・・・と思います。
でも、どんなときでもまず譲ることを考えたら私はあの時みたいに事故にあうことはないだろうと思うのです。
自分は譲ってもらえるなんて思わない
まず自分が譲る
私はそう思うようにしています。
一番大事なのは事故に遭わないこと、事故を起こさないこと。
そういうのって自分が経験するとよくわかるんですよね。
追突事故のニュースを聞いてそのことを思い出しました。
そして昨日のイベントの内容を知り、あらためてそのことを強く思いました。
ではそのイベントの感想。
よくそんなことが言えるよね。
辞退するべきだったんじゃないの?
まず目にしたのはそんな感想でした。
自分の事故のことをネタにして笑いをとるなんて何考えてるの?
そんな言葉もありました。
よくわからないまま夕方のWSでやるかもという情報をたよりに普段見ないニュースを見ていたら、しっかり見ることができました。
(録画したはずなのにできてなくてかなり落ちこみましたが・・・)
私が見たのは
大切なのは譲り合うこと。
交通事故は起こす側も起こされた側も損をすると思います。
周りの大切な人にも心配をかけるし・・・。
僕もまっすーに迷惑をかけました。
というようなことを真剣な表情で話す姿でした。
あの事故のことをちゃんと自分の口で話していることに驚き、そして嬉しく思いました。
けっしてネタにして笑いをとっているようには見えなかったし、周りの人に心配をかけたことを心から本当に申し訳なく思っていることが伝わってきました。
考えてみればこのタイミングでこのイベントってすごく微妙だったんじゃないかって気がします。
このイベントに出席することがいつから決まっていたのかわかりませんが、決まった後で事故を起こしたのだとしたら関係者の人たちはイベントに出していいものかどうか迷ったのかもしれません。
主催者側としても事故を起こしたばかりのタレントに交通安全を呼びかけさせるなんてと、マスコミ等にそのことに触れられるのを警戒していたかもしれません。
そんな中あのステージに立つのはどんな心境だったのでしょう。
事務所から、あるいは主催者側から「こういう話をするように」あるいは「しないように」と言われていたかもしれません。
そのイベントに参加された方の話では
「真面目な話になるんですけど・・・」
と前置きしたうえでときどき言葉に詰まったり言葉を選んだりしながら真面目に話していたそうです。
そして深々とお辞儀。
このままなんのコメントもなく触れられないまま、まるでなかったことのようにスルーされてしまうんじゃないかと思っていたので本人の口から聞く機会を与えていただいたことは本当によかったと思います。
そして自分で事故を経験し、周りの人にどれだけ心配や迷惑をかけるかを身にしみてわかっている本人だからこそ、伝えられることだったんじゃないかと思いました。

