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NEVERLANDへの旅から1週間。
鍵と切符を握りしめ車で30分の駅へ向かいましたが乗り換え等チェックしている時点でJRに遅れが発生していることが判明。
もし乗る予定の電車が遅れたり途中で止まってしまったりしたら夜行バスの出発時刻に間に合いません。
すでに前途多難な予感。
でも30分かかる駅まで送ってもらうのだって申し訳ないのにさらにそこから1時間かかる乗り換えの私鉄の駅まで送ってほしいなんて言い出すことはできません。

なんとなく今回楽しみにしていたはずの旅なのに最初から気が重くて、もしかしたら行かないほうがいいのかななんて弱気にもなりましたが幸い翌日自分の仕事が休みで、いつも送っていくジロウくんも休みだったので旦那さまは乗り換えの駅まで送ってくれました。

高速バスが出る駅に着いたのは出発の2時間ほど前。
そんなに早く行くことはないのですが村に一番近い駅から乗って夜行バスに間に合わせるためにはあの時間の電車しかなく村を出るのはバスの出発時刻の4時間前。
バスの乗る前にすでに長旅。

夜行バスだと6時間半もあっという間。
休憩のたびに目が覚めたのでしっかり寝たという気はしないけれどとにかく無事に東京に着いたことがありがたく運転手さんにお礼を言ってバスを降りました。
私が通ってきた道でその朝大きな事故があったことを後で知り、1つ間違えば私だって無事に東京へ来ることさえできないんだって思って自分の幸運に感謝しました。

その日泊まるのはバス、トイレなしの3000円ちょっとの三畳ほどの和室。
駅からは10分ちょっと。
車輪が壊れた異常に重いキャリーバッグを引きずって歩道橋を渡るのは何のトレーニングかな?って思うくらいキツイけれど、それでもこうやって東京に来られてツアーのオーラスに入れる幸せを考えたらそんなもの苦でもなんでもありません。

そこで荷物を預けその日はスカイツリーや浅草をぶらぶら。
せっかく東京まで行くのにどうして1日目は入らないのかって思われるかもしれないけど、とにかくオーラスを大切にしたいんです。
名義を1つしか持っていないので最初からこの公演だけに絞って申し込みました。
自分でチケットを取れなくても他に手に入れる方法はあるんでしょうけど、行きたくても行けない人もたくさんいる中私は一番行きたかったオーラスのチケットを持っているのでそれ以上望むことはないかなと思っています。

それに何より本当は魔女に助けてもらわないとお城に行けないシンデレラ並にボンビーなので東京へ行くこともホテルに泊まることも夜行バスも何もかもがかなり無理をしているんです。
家族には本当に申し訳ないし、わがままを言わせてもらって感謝しています。

新幹線で往復してドームホテルに泊まってロケ地巡りをして同じものを食べて防振双眼鏡で担当をロックオン。

夢のまた夢。

ホテルでは食事はコンビニのお弁当。
ホテルにチェックインできない時間は重症の人見知りと予算の関係でお店に入るなんてことはできずに食事はなし。

そんな状態でひたすら歩いてあちこち回っていたら足の裏にマメができていました。

翌日はまたあの超重たいキャリーを引きずって次のホテルへ。
公演の後はとにかく無事にホテルにたどり着けること優先なので少し高くてもドームから一駅ですぐに帰れるホテルにしています。
今回公演終了後電車が止まっていたので歩いてみたら歩いてでも帰れました。

ここでも食事はコンビニ。
でも今度はちゃんとバス、トイレ付なので落ち着いてライブ終了後のしあわせに浸ることができます。
家族には本当に申し訳ないけどそこだけはこだわらせてもらっています。
ライブ終了後のホテルでの一人の時間も含めてのオーラス。
このホテル、朝食なしの一番安い部屋を予約していましたが、空きがあるからと別の少しいいお部屋に変えてくださいました。
2年前最初に泊まったときもそうでした。
朝食もコンビニでいろいろ買うより安い値段で予約できるのでチェックインの時に予約しました。
今回は洋食をセレクト。
トーストにバター、ジャム、スープ、サラダ、スクランブルエッグにウインナー、ヨーグルトとフルーツ。
紅茶、コーヒーはおかわり自由。
特別すごいメニューじゃないのかもしれないけどいつもはお弁当を作りながらとか洗濯をしながらパンだけかじってるみたいな朝ごはんだから、こうやって運んでいただいて片付けもしていただけて、座ってゆっくり食べられるなんて贅沢すぎて幸せでした。



私が住んでいるのは人口約2000人の山奥の村。
電車なんか走ってないし駅まで1日4往復のバスは土日祝日はストップしちゃう。
コンビニもないし病院じゃなくて診療所しかないし歯医者もないし。
映画館はもちろん本屋さんもCDショップもありません。
高速バスや新幹線に乗るまでに乗り換えを含めると3時間くらいはかかっちゃうし、車がないと駅まで行くこともできません。
そんな村で車の運転ができない私は誰かに頼らないと電車にも乗れません。
4人の子どもたちを、いちばん上の子が高校に入るまで専業主婦で育ててきた私には自分で自由に使えるお金なんてありません。
3年間働きながら短大に通っていた時に貯めた貯金は自分の結婚式に使ってしまいました。
結婚と同時に専業主婦になってから末っ子が3歳になるまで16年。
私と同世代の人たちが働きだした頃はバブル真っ最中。

ただ家族のしあわせだけを考え、家族のためだけに生きてきた私です。
それがまさか40歳過ぎて好きな人ができちゃうなんて。
もともと音楽が好きでムスメは音高、音大と進み一応今は音楽家として生きていますが、私がやりたかった音楽をムスメがやっているだけで満足でした。

ピアノや声楽、オーケストラなんかを毎日聴いている中でふと、私にとっていちばんの「歌い手」を見つけたい・・・。
そう思って歌が上手いと言われている人、いい歌を歌うと言われている人の歌を片っ端から聴きました。

でも、出会いは意外なところにありました。
本が好きだった私がその頃ハマっていたお話がドラマ化されることになり、その主人公を演じた少年を私は私にとってのいちばんの歌い手としてずっと追いかけていくことになるなんて、本当に縁って不思議です。

ついでに言うと実はそのちょっと前まで私はどん底で、そこから立ち上がらせてくれたのがてごちゃんも好きなハリー・ポッターだったんです。
そう思うとどこかなにかつながるものはあったのかもしれません。


バスに乗って高速を走っているときも、携帯の乗換案内を頼りに東京の街をあちこち動き回っているときも、スカイツリーを目の前にしているときも、ホテルでくつろいでいるときも、ドームの中で55000人のひとりなんだって自覚するときも、そんなことをしている自分をあの頃からは想像できないなって思うし、世間知らずの田舎者に一歩踏み出すきっかけを与えてもらえたことが嬉しくてありがたいです。

そして何よりNEWSのファンでいられることが幸せで幸せでたまらないし、出会えた奇跡に感謝だし、こんな人生が送れて私ってなんて幸せなんだろうって思います。

日本各地、何公演も入ることも、欲しいグッズを全部買うことも(今回もパーカー買えなかったよ・・・)、いいホテルに泊まることも、おいしいものを食べることも、おしゃれしていくことも、いい席でファンサをもらうことも、私だってしたくないっていえば噓になります。

それでも今回も私は東京へ行くことができてオーラスの公演に入ることができて好きな人の歌声と言葉を直接聴くことができて、こんな幸せなことってないって、ちゃんと思えるから。


今回職場の人や知り合いに東京へ行ってくることは話したけど、ムスメのところに行ってくるってことになっていて、私が何のために行ったのか知っているのは家族だけです。
もしも誰かに知られたら小さな村のことですからあっという間に噂は広まるだろうし、知られてしまったら仕事が休みにくくなります。
例えば名古屋公演の時は研修が入っていたので、休むか早退しようと思っていたのですが、「用事があるので」はOKでも「ジャニーズのライブに行くから」はアウトだと思うので絶対にばれるわけにはいきません。
(研修は1週間後に変更になったので今回は問題なしでした)

そんなわけで山奥でひっそりな私のJオタライフ。
実家の母や友達にFCに入ってもらうこともできず自分の名義ひとつだけで一公演に申し込むのがやっと。

そんなファンもいるんです。

次に東京に行くのは、また同じ時期にツアーがあれば一年後かな?

時期はちょっと早いけどまさにORIHIME。

どうか雨が降らず、何の障害もなく、愛しい人に会いにいくことができますように。
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HN:
かのん
性別:
女性
自己紹介:
どんなときでも「なんとかなるさ」と落ちこまない。
「まっ、いいか」が口ぐせで
元気のもとは本と音楽。

歌が大好き。
クラシック大好きだった私が探し求めてやっと見つけた世界でいちばん好きな声の持ち主はオペラ歌手ではなくてアイドル!?