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どんなときでも「なんとかなるさ」と落ちこまない。
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tegomassの歌の作詞をたくさんされている作詞家さんがご自身のブログに書いていらっしゃったのですが、この作詞家さんがtegomassの二人に歌ってもらいたいのは

古き良き日本の風景だったり人間関係

なんだそうです。

私がいちばん好きかもしれないと書いた TADAIMA OKAERI もこの方の作詞らしいのですが、私がこの歌を聴いて思い浮かべるのが私が子どもの頃過ごした家でした。

今も故郷は世の中から取り残されたような山奥の小さな村ですし、実家も子どもの頃と同じ場所に立っています。
でも増改築をして昔の姿ではありません。

「ただいま」「おかえり」で私が思い出すのは改築前の古い家。
その頃すでに昔あったかまどやいろりはなくなっていましたが、お風呂はまだ薪で焚いていました。

私の家は道路に沿って流れている川に架かる小さな橋を渡って少し坂を上ったところにありました。
坂の下から家を見ると台所に灯りがともっていて、煙突からは煙が出ていました。
それを見ると毎日帰っている家なのに「帰ってきたんだ」って嬉しくなって、坂道を駆け上がっていました。

私をかわいがってくれていた祖母はすでに亡くなり、三人の兄弟の中で私だけが親からかわいがられていないといじけているような子でしたが、それでも家は暖かく、いちばん落ち着ける場所でした。

やがて故郷を離れ、お盆とお正月くらいしか帰らなくなっても、帰るたびに近所の人が声をかけてくれたり久しぶりに会った同級生と話が弾んだりしてやっぱり故郷はいいといつも思いました。


TADAIMA OKAERIを聴いたとき、忘れていた懐かしい風景がよみがえってきました。
まさに古き良き日本の風景

そんな風景なんて知らないはずの二人に、どうしてこの歌がこんなにもやさしくあたたかく歌えるのでしょう?

それはわからないけれど、ふと思ったのは二人とも家族に愛されとても大切に育てられたんじゃないかなということでした。

二人にとって実家が、そして家族がやさしくあたたかいものであり、二人にとって幸せがあふれる場所、帰る場所がちゃんとあるから、作詞家さんがこの歌にこめた想いがちゃんと表現できるんじゃないかな。
そしてそれができる二人だから作詞家さんはこの二人に古き良き日本の風景や人間関係を歌ってもらいたいと思っていらっしゃるんじゃないかな。

tegomassの歌を聴きながらそんなことを思いました。
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