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どんなときでも「なんとかなるさ」と落ちこまない。
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クラシック大好きだった私が探し求めてやっと見つけた世界でいちばん好きな声の持ち主はオペラ歌手ではなくてアイドル!?
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しつこいですが苦手な歌の話。

あまりにもしつこいし私個人の話なので


ちょっと前に流行った「千の〇〇になって」

初めて聴いた時、いい曲だなって思いました。
もしも私がだれか親しい人とお別れしなければならない日が来てもこの歌が私を癒してくれるかもしれない。

そんなふうに思っていました。

ところがその直後友人を不慮の事故で突然亡くしました。
そのとき私を癒してくれるかもしれないと思っていたあの歌は辛すぎて苦しすぎて聴きたくなんかりませんでした。

風になって光になって星になってそばにいるとか見守ってるとかいったって目に見えないじゃない!
触れることもできないじゃない!

もう何年も会っていない私には実感がわかないけれど遺された彼女の子どもたちのことを思うと歌なんてなんの意味もないものに思えました。

幸せな時にもしも・・・なんて思って歌うのは本当にそんな日が来るとは思っていないから、いい歌だなって感じられるだけで、実際のことだと思ったらとても歌えません。


私は小さいころからすぐにお話の世界とかに入りこんでしまう子で、国語の教科書のお話や詩なんかでもすぐに泣いてしまう子でした。
高校の時の漢文の時間にも泣きました。
すべて自分のことに思えて悲しくて辛くて耐えられないのです。

それでもそのお話の中に入り込んで自分がその人物になったような気がすることはあっても、自分の身にそういうことが起こるという実感はあまりなかったような気がします。

それが身近な人との突然の別れを経験することが多くなってきてお話や歌からそういうことを想像するのが怖くなってしまったんです。

もしも、今となりで寝ているこの人が突然いなくなってしまったら・・・

ひとりじゃ生きてゆけない

って言います。

私がいることがうれしいとか笑って未来をみてほしいとか言われても私はあなたがいなきゃいやなのって言います。

大っきらいって何度も思ったし、他の男の人を知らない私はもしかしたらもっと私に合う人がいたのかもしれないと思うこともあります。
でも今が幸せだから彼がいない世界なんて考えられなくて、そんなことを想像してしまう歌なんか聴きたくなくて・・・。

だから苦手でした。


でもその歌を歌う2人の心を感じることができたからこれからは怖がらないで聴きます。


「千の・・・」はまだちょっと苦手です。
でも自分が歌う曲としては好きで両手を広げて海・・・はないので空に向かって歌いたくなります。
意味を考えないでさらっと歌います。

歌仲間だったYちゃんは亡くなる数日前にこの歌を病室で歌っていたと聞きました。
定期演奏会で歌う歌のことを話していて、唯一の男子部員だった男の子の話になり

「ヤツならこの曲歌うんじゃね?」

って歌いだしたというYちゃんがどんな想いでこの歌を歌ったのかはわかりません。
でも私が知っている限りではYちゃんが最後に歌ったこの歌を私には想いをこめて歌うことはできません。

そんなわけでちょっと苦手。

のお話でした。
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