あたりまえなんてなにひとつ

家の外でお散歩に出かけるご近所の赤ちゃんとそのママに出会いました。
マスクを外して声をかけると赤ちゃんがにこっと笑ってくれました。
ママもニコニコ。
やっとあたたかくなってお散歩日和です。

大好きな人に巡り合い、結ばれ、一緒にいたらやがてかわいいたからものを授かって、この手に抱いてすくすくと育って・・・。



それがあたりだと思っていました。
だけど、そうじゃなくて。

自分には起こるはずがないと思っていたことが起こって、２回もあるはずがないと思っていても２回目もあって、たからものはほしいときにほしいだけ授かるものではないことも、授かったからといって必ずこの手の中にとどまってくれるわけではないことも知りました。

あたりまえなんてなにひとつなくて、目の前にある全てがいろんな偶然が重なって出会った結果の奇跡。

あたりまえはどんなに素敵なことなのか知っていたはずなのに忘れそうになったり、あたりまえがあたりまえではないことがわかっているから今あるすべてが怖くなってしまったり。



だけどあたりまえの奇跡に感謝して、ひとつひとつを大切にしよう
たとえ近くになくても見えなくなってしまっても想いはいつだってそばにあるんだよ


聴けば聴くほどその想いが私の中で大きく深く強くなる・・・そんなアルバムだなと思えてきました。



以下勝手な解説。

音色

歌が好きな２人が出会い、一緒に音色を奏でることの楽しさと伝えることの喜びを知り、その音色が咲かせるたくさんの笑顔を糧にもっとたくさんの笑顔を咲かせるために

１０年先も１００年先も歌いつづけるよ

それはなによりも嬉しいメッセージ。



もしもこの世界から・・・・

「もしも」は実は「もしも」ではなくていつだって起こり得ること。
でもなくなってから気づくんじゃなくて今気づいてほしい、考えてみてほしい。
毎日のあたりまえはたくさんの奇跡の積み重ね。
だからそんな奇跡のひとつひとつを大切にしたいと思える曲。
聴けば聴くほど泣きそうになる曲。


夜は星を・・・

身近な人や知っている人が突然いなくなったときや、一緒にいられることが何よりも幸せだと感じたとき、どうしようもなく怖くなります。

私のいちばん大切な人がもしもいなくなってしまったら？

絶対においていかないで。
ひとりじゃ生きていけないから。

でも仕方ないやん。
オレのほうが６つも年上だし、平均寿命だって男の方が短いんだから。

いつか来るその日を恐れて生きるより、たとえ離れてしまっても想いはいつもそばにあるとそう思えば毎日を心穏やかに生きていけるかもしれない。

絶対離れんから。
なにがあったっていつだってそばにいるから安心しな。

そんなふうに言ってもらえてる気がして、やっと穏やかな気持ちで聴けるようになってきました。
まだ泣きそうになるけど。